検証レポート
10Gbpsの回線を使っていても、UGREEN NAS同士の「UGREENlink」共有リンクで大容量ファイルをダウンロードすると、何度も途中で止まる——実際に起きた不具合をきっかけに、通信の中身を確認してみました。
共有ダウンロードのリンク(https://(NAS固有ID).jp5.ug.link/filemgr/share-download/...)に対して、実際にファイルを取得しているAPIエンドポイントのHTTPレスポンスヘッダーを確認しました。特別なツールは使わず、curlで普通に見えるものです。
ダウンロード中に接続が切れても、続きから再開する仕組みがありません。Rangeヘッダーを指定してリクエストしても無視され、常に最初からファイル全体が返ってきます。
curl -I(Rangeヘッダー付きでリクエストした結果)
HTTP/1.1 200 OK Content-Type: application/zip Transfer-Encoding: chunked Content-Disposition: attachment; filename="(ファイル名).zip" (Accept-Ranges ヘッダーなし/206 Partial Contentも返らない)
つまり、大容量ファイルほど「あと少しで終わる」ところで接続が切れた時の被害が大きくなります。10Gbpsのような高速回線を持っていても、この仕様上の制約には無関係です。
同じレスポンスの Content-Security-Policy ヘッダーに、以下のドメインへの接続が明示的に許可されていました。
Content-Security-Policy ヘッダー(抜粋)
connect-src * blob:; (許可ドメインに含まれていたもの) *.qcloud.com → Tencent Cloud *.bdimg.com → Baidu *.xunlei.com → 迅雷(Xunlei) *.ugnas.com
UGOSの「DDNS」機能を使い、ルーターでHTTP:9999/HTTPS:9443を開放すれば、UGREENlinkを経由しない直接アクセスができます。NASのIPを固定(DHCP予約)しておくのがコツです。
無料のVPNで、双方のNASを直接トンネル接続できます。UGREEN公式もDocker経由での導入方法を案内しています。中継を挟まないので大容量転送が安定します。
一時的なやり取りだけなら、UGREENlinkにこだわらず、他のファイル転送サービスを使うのも現実的な選択です。
相手がNASを持っているかどうかで、必要な作業が変わります。該当する方をご覧ください。
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