技術ノート

AIに聞く時のコツ:伝わる質問、伝わらない質問

「失敗しました」だけでは、AIには何も伝わりません。実際にNASの設定でつまずいた時のやり取りから見えてきた、早く解決するための質問の仕方をまとめました。

LOOP MOVIE・技術検証ノート・2026年8月

なぜ「失敗しました」が伝わらないのか

AIは、あなたの画面を直接見ることができません。分かるのは、あなたが書いた文字だけです。「失敗しました」という一言には、どのボタンを押したのか、何が表示されたのか、それとも何も表示されなかったのか——判断材料が何一つ含まれていません。

結果として、AIは何度も「今どうなっていますか?」と聞き返すことになり、同じやり取りを行ったり来たりすることになります。逆に、最初から状況が具体的に書かれていれば、一度で的確な答えが返ってきます。

実際の違い

伝わらない

パスワードが打てません

伝わる

ssh コマンドを打った後「password:」と出て、文字を打ってEnterを押すと「Permission denied, please try again.」と表示され、また同じ「password:」に戻ります

伝わらない

ここが分かりません

伝わる

「接続を追加する」という画面が出て、「コマンド」という入力欄に /bin/bash と入力してOKを押しましたが、「入力必須です」という赤い文字が消えません(スクリーンショット添付)

違いは「具体性」だけです。実際に打った文字、実際に表示された文字、それをそのまま伝えるだけで、AIの理解度は大きく変わります。

コピペで使えるテンプレート

不具合に当たったら、まずこの形式で状況を整理してみてください。空欄を埋めるだけで、伝わる質問になります。

【状況】
・使っている機器/OS:(例:Windows 11のPC、UGREEN NASのDXP6800)
・使っているアプリ/画面:(例:PowerShell、NASのDockerアプリ)

【やろうとしていること】
(何を実現したいのか、1〜2行で)

【実際に打った/クリックした内容】
(コマンドなら一字一句そのまま。ボタンなら「〇〇という名前のボタンを押した」)

【何が起きたか】
(表示されたメッセージをそのままコピー。「失敗した」ではなく実際の文言や状態を)
※可能であればスクリーンショットも添付

【すでに試したこと】
(例:一度再起動した、パスワードを再確認した など)

プラスアルファのコツ