技術ノート
「失敗しました」だけでは、AIには何も伝わりません。実際にNASの設定でつまずいた時のやり取りから見えてきた、早く解決するための質問の仕方をまとめました。
AIは、あなたの画面を直接見ることができません。分かるのは、あなたが書いた文字だけです。「失敗しました」という一言には、どのボタンを押したのか、何が表示されたのか、それとも何も表示されなかったのか——判断材料が何一つ含まれていません。
結果として、AIは何度も「今どうなっていますか?」と聞き返すことになり、同じやり取りを行ったり来たりすることになります。逆に、最初から状況が具体的に書かれていれば、一度で的確な答えが返ってきます。
パスワードが打てません
ssh コマンドを打った後「password:」と出て、文字を打ってEnterを押すと「Permission denied, please try again.」と表示され、また同じ「password:」に戻ります
ここが分かりません
「接続を追加する」という画面が出て、「コマンド」という入力欄に /bin/bash と入力してOKを押しましたが、「入力必須です」という赤い文字が消えません(スクリーンショット添付)
違いは「具体性」だけです。実際に打った文字、実際に表示された文字、それをそのまま伝えるだけで、AIの理解度は大きく変わります。
不具合に当たったら、まずこの形式で状況を整理してみてください。空欄を埋めるだけで、伝わる質問になります。
【状況】 ・使っている機器/OS:(例:Windows 11のPC、UGREEN NASのDXP6800) ・使っているアプリ/画面:(例:PowerShell、NASのDockerアプリ) 【やろうとしていること】 (何を実現したいのか、1〜2行で) 【実際に打った/クリックした内容】 (コマンドなら一字一句そのまま。ボタンなら「〇〇という名前のボタンを押した」) 【何が起きたか】 (表示されたメッセージをそのままコピー。「失敗した」ではなく実際の文言や状態を) ※可能であればスクリーンショットも添付 【すでに試したこと】 (例:一度再起動した、パスワードを再確認した など)